2006年09月30日

Cambridge自転車事情

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こっちの自転車事情について感じていること。

1)きちんと管理されていないので何でもアリ

日本で自転車を買ったら必ず500円かそこら払って警察登録して番号の書かれたシールを貼られますが、こっちは特にそう言う慣習はありません。新品で買った場合は任意で警察に出向いて登録をしてもらうことはできるみたいですが、基本的にそう言う意味での「管理」がなされていないので何でもアリのようです。要は盗難にあったらそれまでですし、不要となったぼろぼろの自転車がそこら辺で平気で放置されていたり。サイクルショップは新品のほか中古自転車も非常に沢山売っていますが、はっきり言って放置されている自転車を回収して売っても誰もわからないでしょう。それくらいアナーキーな印象を受けます。盗難を追跡できないという状況から、ここではどうしてもきれいで新しいものにこだわらない限り中古を買った方が得策のようです。

2)クオリティが低い

新品だろうが中古だろうが平気ですぐいろんなところが壊れます。うちでは自分と妻のためにそれぞれ一台ずつ買ったわけですが1ヶ月たっていないのにも関わらず、すでにパンクだのねじが外れただのという憂き目にあっています。自転車屋はさぞ儲かっていることでしょう。本体の販売以外に修理代も結構な収益源になっているはずです。

3)自転車は車と同じ扱い?

車と同じというよりか原チャリのような扱いと考えた方がしっくり来るでしょうか。日本では、基本的に車の多い通りとかで道路を走るという習慣はないと思いますが、基本的にこちらでは車同様、どこでも道路を走らなければなりません。たとえば片道二車線の道を走っており、交差点で右折したいときは右のレーンに移り、車と同じレーンを走って右に曲がっていかなければなりません。信号が赤であれば車と一緒に止まって待たなければなりません。左右に曲がるときは手を横に伸ばしてサインを出さなければなりません。日本に比べ、自転車はかなり道路上で市民権を得ているみたいです。というよりは、日本も厳密には自転車は道路を走らなければならないという規定があるのにもかかわらず曖昧になりすぎていると捉えた方が正しいでしょうか。大きな通りでこちらのように道路を堂々と走っていたら間違いなくクラクションを鳴らされてしまうでしょう。

ただ、これが慣れないと非常に怖いのです。特に娘を後ろに乗せて走っているときは、すごい速度で走る車がすぐそばを走り抜けていく度に冷や汗ものです。これでも今はだいぶ慣れた方ですが、まだRoundaboutでの右折は肝を冷やします。ただ車のドライバーもそう言うときは危険のないように、やや気を遣ってくれているらしいのは伝わってきます。

これはいわばルールやマナーみたいなものだと思いますが、地元のイギリス人は非常に徹底されており、また慣れた感じであちこち走り回っていますが、この習慣のない外国人(我々のような海外から来る学生を含む)はやはりそうでもありません。歩道を平気で走りますし、道路と言っても逆のレーンを走っていったりしているのを良く見かけます(自分も良くやってしまいます)。今まで自分も「ここは歩道だぞ」とか「逆を走れ」とか2,3回注意されたでしょうか(苦笑)。

4)じいさんばあさんもマウンテンバイク!

これは最初笑ってしまうくらい驚きました。白髪でシワだらけのおばあちゃんがマウンテンバイクに乗って颯爽と横を駆け抜けていくではないか!ロードレース用の自転車に乗っているおじいさんも見たことがあります。どう見ても腰に悪そうですが。とはいえここでは自転車屋で売っているのはほとんどマウンテンバイクかツール・ド・フランス系なのでそれが当たり前なのかも知れません。自転車の王様「ママチャリ」はこちらではかなりマイノリティーのようです。利便性、乗り心地とかにおいてはママチャリの右に出る物はないと思うんですがね(ビジネスチャンスか?!)。

ところでCamgridgeには自転車の名物おじさんがいます(勝手に名物に仕立て上げているだけですが)。というのも、ハンドルにスーパーのビニール袋をかけ、その中にラジオらしき物を入れて音楽をガンガンにかけながらほぼ毎日シティセンターのあたりをグルグルと回っているロン毛のホームレスらしきおっちゃんがいるのです。街を歩いていて、「あ、いた」と思ったらしばらくしたら同じ方向からまた現れたりします。一度彼の一日を追ってみたいです。

まだまだ思うところは多々ありますが今回はこの辺で自粛しておきます。
posted by kensuke at 05:33| Comment(3) | TrackBack(0) | Cambridge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

The Beer Game

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今日は午前にEconomicsの授業があった後、午後にThe Beer Gameというセッションがありました。ビールを飲んで楽しくやる会かと思いきや大間違い、Supply Chain Managementのシミュレーションゲームをやる、というセッションでした。プレイヤーはCustomer, Retailer, Wholeseller, Distributor, Factoryの5つの役割に分かれ(厳密にはCustomerは人は割り当てられませんが)、それぞれがインベントリを最低限に維持するべく、供給先からの注文を元にサプライヤーへの発注の数を考える遊び戦略ゲームです。元々はMITで考案されたものらしいです。詳しくはこちら↓

http://beergame.mit.edu/guide.htm

全部で7チームくらいに分かれてこのゲームをやりましたが自分のチームは見事ビリをゲット!さんざんの結果でした。種明かしをしてはつまらないので詳しくは書けませんが、Customerからの発注数を元にRetailerがどれだけWholesellerに発注するかが非常にキーとなります。そしてさらにRetailerからの注文をもとにWholesellerがまたどれだけDistributorに発注するかがキーとなる・・・云々というわけです。需要の変化(たとえば増加)に過敏に反応しすぎてサプライヤーに多くの注文をしすぎると、それを受けたサプライヤーはさらにそのサプライヤーへ過剰の注文を出してしまう。注文を出してから手元にそれが届くまでにラグがあるので当然その間はインベントリがマイナス(Backlog)となってしまい、さらに発注数を増やさねば、という気を起こさせてしまう・・・、というわけです。インベントリをキープするのにはコストがかかりますが、バックログになると2倍のコストがかかるという設定となっているため、インベントリは低く抑えたい、でもなんとしてもバックログだけは避けなければという心理が当然働くわけですが、それを逆手に取った面白いゲームです。我々のチームの敗因は、Customerからの微妙な発注増に過敏に反応したRetailer役のチームメートがどえらい数の注文を出してきたことから始まりました。この波、Supply Chainをあがって行くにつれて増大していくというのが特徴でしょうか。自分はFactoryのすぐ下のDistributor役だったのですが、自分の所に注文が回ってきたときにはさらに輪をかけてすごい事になってしまっており、当然我々も焦ってさらにすごい数をFactoryに注文したわけです。いや、なかなか楽しいセッションでした。

とそれはさておき、その授業の後は本当にビールを飲みに行きました。毎週木曜日はPub Nightという伝統があり、Cambridgeのいろんなパブに順番にみんなで飲みに行くわけです。いつ行ってもいつ帰っても良い気楽な飲み会?です。ビール2パイントで十分酔っぱらってさすがに今日は勉強はできないのでもう寝ようと思います。
posted by kensuke at 07:49| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

Management Analysis

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今日はManagement Analysisの2回目の授業でした。2回目にして少しMBAっぽい授業形態で進められたので非常に新鮮で面白い物でした。というのも前半はレクチャー形式で統計について学んだ後、後半はグループに分かれて与えられたケースワークを解き、提出するというものだったのです。ちなみに前半というのは9時から12時半、後半というは2時から5時半です。3時間半ずつのセッションを2回、合計7時間もみっちり統計をやるわけです。後半のケースワークはレクチャーで学んだことを即実践に移すので理解度を試すには格好の機会となります。

今日はCorrelation(相関)とRegression(回帰)の分析方法をExcelを使いながらやりました。生データから散布図を作り、近似線およびその数式を割り出したり標準誤差を求めたり。回帰分析ツールで回帰統計を行い、重決定(R Square)等を出したり、P値で相関の優位性の確認などをしてみたり。午前はそれをさらっと流し、午後はケースの中でそれを応用するわけですが、初のグループワークはなかなかexcitingでした。あらかじめ学校からは5人1組のStudy Groupというのを決められているのですが(1学期の間はずっとこのグループでやります)、そのメンバーの中からCase Leader、Modellers(データ分析をする役)、Navigator(データを元に顧客向けへのレポートをまとめる役)に役割分担し、一つのアウトプットをみんなで作り上げるわけです。みんなで限られた時間の中で協力して一つのことを行うという雰囲気はなかなかアツくてよかったです。ここでのキーは、統計ツールを使いこなして結論を引っ張り出す、というテクニカルな側面と、それをたとえば顧客や、統計の事などさっぱりわからんという上司などに平たくわかりやすい形にプレゼンするというビジネス的な側面があると言うことでしょうか。確かにせっかくデータを元に一生懸命結論を出してもそれが相手に伝わらなければ意味がありませんからね。

しかりグループワークが多くなるとしたら英語版のExcelがやはり必要かなという気がしてきました。日本語版と英語版のExcelをなんとか共存する方法はないものでしょうか・・・。
posted by kensuke at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

Cambridgeの好きなところ

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ここに来てから幸い一日中雨だったという日が1回しかなく、天候にはかなり恵まれています。おかげで今まで街のいろいろな所を見て回ることができましたが、この街で気に入っていることは何よりも緑が豊富だと言うことです。豊かな自然の中に歴史ある古い建物が建ち並び、非常に落ち着いた雰囲気を醸し出しており、それがとても癒しになっている気がします。東京にいたときも西の方に足を伸ばして自然に触れたりしていましたが、ここのそれとは何かが違っていて、ここほど気が休まることはなかった気がします。理由として一つ考えられるのは、ここの自然の雰囲気が小学校から高校まで過ごしたシドニーに似てるからかなと思っています。ただ田舎っぷりはCambridgeの方が数段上ですが。

上の写真はCambridgeの名前の由来となっているケム川(River Cam)ですが、この川は自宅から歩いて5分、シティセンターに向かう途中にあります。センターにあるSainsburyやらMarks & Spencerとかのスーパーに行くときは毎回ここを通るわけです。自転車でどんなに重い荷物を運んできつくてもこの景色のおかげで全く苦になりません。子供にはここで白鳥やらアヒルやらと触れる機会を与えられるので、目の前に来てるときはだいたい足を止めてそこでしばらく過ごすようにしています。

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ところで今日はクラスのみんなと朝から草サッカーをしてきました。25人くらいは集まったでしょうか。1チーム7,8人に分けて15分ずつ回してやるミニサッカーでした。チーム編成は他に類を見ないくらい国際色豊かなメンバーだったと思います。3時間くらい走り回ってヘトヘトになり、パブでFostersを注入して何とか生き返りました。これから毎週やるみたいなので楽しみが一つ増えました。

明日からまた学校。オリエンテーションウィークも向こう1週間で終わりなので嵐の前の最後の1週間というところでしょうか。
posted by kensuke at 05:51| Comment(4) | TrackBack(0) | Cambridge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

イギリスに来て感じたこと

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わずか3週間ですが、イギリスに来て感じたこと。

「人によって言うことが違う」

これは店とか銀行で体験したことですが、とにかく個人個人で言うことが違うので一度そうと言われたからといって100%それをFactとして信じるのは危険なようです。たとえば店で買い物をしてトラベラーズ・チェックで払って良いか?と聞いたらある日ノーと言われ、別の日に別の人に同じ事を聞いたら快諾してくれたり、病院にNHS登録しに行ったらカレッジからのレターが必要と追い返され、カレッジからそれをもらい後日また登録しに言ったら別の人が窓口におり、そんな物は必要ないと言われたり・・・。銀行窓口でも個人ベースで対応(OKな事とそうでない事)が違うし、どうも何でもありのようです。限られた経験なのでなんとも言えませんが一般的にイギリスの組織は社員教育が徹底されていないのかなという印象です。情報に一貫性がないというのは(特に店や銀行などのようなところで)日本ではあまりなかったのである意味新鮮です。

「イギリス人は気長である」

いや、自分が気が短いのか?日本での迅速な対応に慣れてしまっているためかこちらの対応の遅さと待たされている人の気長さにまた新鮮な驚きを感じざるを得ないケースが多々あります。これまた店とかでの経験ですが、レジで非常に作業が遅く長蛇の列ができてしまうことが良くありますが、後ろで並んでる人たちはいっこうに気にする様子がありません。むしろその間おしゃべりを楽しんでるくらいです。一度TESCOで大量に買い出しに行って列を作ってしまい、焦っていたところ「何、最近引越でもしてきたの?」と話しかけてくれて荷物をレジに乗せるのを手伝ってくれた夫婦がいました。その後話がいろいろ弾んでひとときの楽しい会話ができた、なんてこともありました。日本では(少なくとも東京では)考えられないケースです。


と、それはさておき学校が始まって1週間。まだまだ授業は本格稼働していないのでさほど忙しくないですが、いろいろなことに慣れていないせいかあっという間に過ぎた感じでした。今日は最初の週末。クラスメートとなった3ヶ月の子供がいるギリシャ人のAndreasとEsra(奥さん)と夕方に会い、公園でビール片手に子供を遊ばせながらのんびりと時間を過ごした後、オランダ人のMichaelとその奥さんTialdaと自宅近くのタイレストランに夕食を取りに行きました。Andreasは子供に付きっきりにならざるを得なくなっている奥さんを非常に気遣っている様子で、我々のように子供のいるクラスメートと積極的に家族ぐるみで会う機会を増やしたがっている様子でした。確かにMBA生のパートナーの境遇というのは重要な問題で、それまで祖国で仕事なりなんなりやることがあったのが、基本的に「やることがない」状況に陥ってしまう中、どれだけ快適な環境を作ってやれるかみんな気にしている様子です。最近パートナー同士のためのメーリングリストも作られましたし、すでに仲良くなった奥さん同士で直接連絡を取り合って出かけたりしに行ってるみたいです。これがまた良いネットワークに発展していってもらえればいいですが。

うちに関して言えば、やはり妻は今でこそ友達ができつつあるといえども、知り合いや家族がいなくなった、仕事もなくなった、四六時中子供と一緒、の環境変化三連雀でややストレスを抱え気味の様子。今子供の保育園を探してますがこれまた激高で困りもの。現地の人はどうやってこれをaffordしてるのか疑問なくらい高いです(円に換算して考えるからかも知れませんが)。ただやはり経験はお金では買えないと思うので現地の空気に触れさせるために保育園には入れてやろうとは思っています(妻のストレス解消のためにも!)。
posted by kensuke at 23:34| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑感・独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

Back Again

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やっとCambridgeに来てから自宅でネットがつながりました(泣)。こっちに来てから早3週間。すぐにネットには復活できるものと高をくくっていたのが大きな間違いでした。新居となった大学のフラットはプロバイダがBTに決められてるのですが、まずBTのヘルプデスクがつながらない!いつ何時かけてもbusy busyで結局申し込みができたのが約一週間後。さらにADSLモデムが届くのはそこから10日後。それが今日だったわけです。ちなみに速度はたった8Mb。まぁ不自由はしない程度に表示はされるのでよしとします。

と、それはさておき、何かと落ち着かないうちに18日に学校も始まってしまいました。初日はイントロだのTea Partyだの写真撮影だのというアドミ的な事で終わり、2日目から早速授業開始。Economics、Management Analysisなどが始まりました。後者はいわば統計学みたいなものですが、個人的にはあまりなじみがなかったのであたふたしながらとりあえずついて行くという感じでした。クラスメートはこんなの簡単だ、という雰囲気で演習問題なども解いておりましたが、やはりこういうところで経験の差が出るんだなと痛感するばかり。今後もこういう事が多々ありそうです(特にもっともおそれているCorporate FinanceやらAccountingなど)。

そんなこんなでMBA生活が始まりました。これからまたぼちぼち独り言を書き込んでいこうと思います。

ちなみに、今のところCambridgeは快晴続き!
posted by kensuke at 05:58| Comment(4) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月02日

さらば日本!

とうとう今日が日本で過ごす最後の日となりました。実家に移動してから渡英するまで2週間以上もあったのでかなり時間があると思っていたのですが、なんだかんだ時間が立つのはあっという間でした。船便業者を呼んだところ、予約がいっぱいだったため結局見積もりに来て段ポールなどを持ってこれたのが9/1だったので、最後の2日でかなりドタバタする羽目になってしまいました。船便荷物は当面いるわけではない物だからいつでもいいやと思っていましたが、もう少し早く頼むべきでしたでしょうか。留学が決まったとき、渡英までにやらないと行けないことリストを作っていたのですが、振り返って見てみるとほぼ全部にチェックを入れられたので準備はおおむねOKのようです(まぁ抜けがあった場合は後から気づいて愕然とするというのがオチなのでしょうが)。

しかし船便荷物というのは結構大変ですね。箱に入っているアイテムをいちいちリスト化しないといけないのでその作業がかなりtediousでブルーでした。イギリスとかは多分大丈夫なのでしょうが、両親曰く、東南アジアへ荷物を送ったりすると必ずなくなっている物があるという事だったので、そうはさせるか、という気持ちだけがリスト作りを持続させていた気がします(笑)。

明日は4時前に起床してバスに乗り込みセントレア空港まで、その後9時発の飛行機に乗っていよいよ渡英です。しばしの間、さらば日本!
posted by kensuke at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 渡英準備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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