2007年02月28日

Teamwork

Clare College

Global Marketingのプレゼンの準備がかなりゴタゴタしております。明日のプレゼンを前に今日最後のミーティングをしたのですがなかなかまとまらず、たった2時間半のミーティングだったにも関わらず、終わった頃にはみんなげんなりしていました。

今までが比較的チームメンバーに恵まれていただけなのかもしれません。MBAに来てからはチームで作業することのメリットを沢山享受することが出来ていたし、前学期のStudy Groupといい今学期のStudy Groupといい、たまにconflictはもちろんあるにせよ、個人の技量を超えたアウトプットが必ず最後には出るので「個人よりチームで動く方が絶対有利」という定義が自分の中で確信になりつつあったのですが、やはり結局「人による」という条件はどうしても外せないようです。

Global MarketingはElectiveなのでこの科目のためだけに独自のチームが作られています。構成は中国人J、ポルトガル人L、イギリス人H、ギリシャ人A、アメリカ人D(Study Groupも一緒)と自分の6人。そのうちポルトガル人Lとイギリス人Hがオピニオンリーダー的存在で、初めてのミーティングの時は2人して争うようにチームを引っ張って行こうとしていたのですが、徐々にイギリス人Hがドミナントになり始め、ポルトガル人Lが一人対抗派みたいな図式になってきてしまっていました。今日は3度目のミーティング。みんな担当してたスライドを一つのプレゼンにまとめ、全体の整合性チェックをしてDry Runを済ませてちゃちゃっと終わらせる予定でしたが、ポルトガル人Lの作ってきたスライドがどうも他と合わない!そこで彼のスライドをみんなでいじってきれいな流れが出来るよう調整しようとしたのですが・・・。

プレゼンの内容はL'Orealという化粧品会社のグローバル戦略についてのケーススタディに基づくもので、彼らがどのような戦略を採るべきかのRecommendationをするというものです。構成は大まかに言うとまずContextを紹介し、その後Marketing Mix 4Pに沿ってあらゆる側面をカバーしていき、最後にまとめ、というシンプルなももので行くことにしました。そのうちポルトガル人LはContext部分を担当していたのですが、彼が作ったそれはその枠を超えて4Pの中でカバーする部分に足をつっこんでしまっていた上、彼なりに「現在の顧客セグメントはこうだ」みたいに作っていた表が他のメンバーに納得して貰える内容ではなかったりしていました。スライドのレイアウトもみんなでagreeしたものに沿って作られていませんでした。そこでそのスライドに激しくメスを入れる事になったのですが、ポルトガル人Lは自分が作ったその2枚のスライドを通して自分の中でストーリーが出来ていたらしく、それを崩されるのが非常に気に入らなかったみたいです。ロジカルに見たらどう見ても4Pの中のどれかに統合した方が良い内容のものであっても、触られそうになると「いや、ここで自分が言いたかったのは・・・」と演説が始まり、引こうとしません。「この表も意味がわからないよ」と解体されそうになるとまた演説による反論(笑)。Strong OpinionがただのEgoに変わった瞬間のように思えました。

もちろんみんな大人なので最後は落ち着くところに落ち着きましたがそれは妥協の産物以外何者でもありません(特にこの2枚のスライドは)。この部分だけは誰一人としてハッピーな内容に仕上がっていないはずです。「協調する」というのは「妥協すること」なのか、と考えさせられました(違うと信じますが)。というよりは、聞く耳を持つことの出来ない人が一つのことに固執するとチームとしてのproductivityは大幅に落ち、個人のパフォーマンス以下になる危険もあるという良い例のような気がします。ポルトガル人Lの言っていることは基本的に何も間違っておらず、大筋他のメンバーと認識は同じでした。ただプレゼン全体を通しての流れから見ると彼が作ってきたものは他と合わないので調整が必要だった、それだけの単純なことだったのですが、残念ながらそれがスムーズに出来ませんでした。

この一件は、以前Creativity WorkshopでやったYes andとYes butメンタリティを思い出させられました。イギリス人HはどちらかというとYes and的なアプローチでみんなの意見を引き入れ建設的にものを作り上げていたのに対し、ポルトガル人Lは意見されるとYes but的な姿勢で跳ね返し、自分の世界を作って最後は一人で浮いてしまったような感じでした。固執したくなるくらい確信のある強い意見を持つことは大いに良いことだと思います。後はそれをどうやってチームメートとコミュニケートするか、という事でしょうか。

ちなみにそんな中、自分は「3単位の授業のうちの30%相当なんだし、何でもいいじゃん」という冷めた思考が働いていたことは否めません。反省・・・。
posted by kensuke at 09:52| Comment(5) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ポルトガル人L経験者としては、事情はよくわかります。ISのビジネス・コンテストでは、彼のこだわりで2時間ロスしました。しかも自分はそのとき風邪で体調が最悪だったので、ほんとにつらかった・・・。彼が途中で抜けたとたんにプレゼン資料があっという間に纏まりました(笑)。ま、悪い人では決してないんですけどね。
Posted by ksh at 2007年03月01日 08:29
あらkshさん奇遇、オイラも経験者(笑)
って同じグループですが・・・

彼一人が対抗派、ってなあたりとか、アウトプットが合わず、というのは非常に良くわかります。IBのスライドでも同じようなことがありましたし、InnovationでもStrategyでも苦労しました。。。

議論を重ねていくことで絶対に一人では到達できない領域にたどり着けるのであれば、何時間でも議論していきますが、徒労に終わるのが明らかに見えてしまうと萎えますね。。。
まぁ彼と一緒にいたことによる収穫としてはこういう人間とはなるべく一緒に仕事をしないようにしよう、というところになってしまうのかもしれませんが、おいおいそれでよいのか・・・
彼の個性を類推するに、子供のような無邪気な心(多分ATフィールドに守られている)を持っており、人から指示されたり意見が否定された時に、まるで自分そのものが傷つけられたように錯覚してしまい抵抗しているように見受けられます。論理的に説明しても感情的に反論してくるのも子供っぽいから?口頭で言おうがメールで言おうが、100%Yes Butなのは見事としか言いようがありません。
解決策は彼の意見を反映してあげること、もしくは、反映したように見せかけることなんですがね。
いろいろ難しいですね。
Posted by shige at 2007年03月01日 09:19
このタイプは前職の職場にもいたのですが、100% Yes butは自分の成長の機会を自ら断ち切ってしまっているようである意味もったいないように思えてしまいます。そしてそのような立ち振る舞い故にチームの中で浮いてしまっていることにも気づいていない点もまたかわいそうに思えてしまいます。

「認めたくないものだな、若さ故の過ちというものを」(byシャア少佐)といつかなってくれればいいのですが(って彼はチーム最年長だった気がしますが)。いずれにせよI'm glad it's all overです。。。
Posted by kensuke at 2007年03月01日 11:04
いろいろお疲れ様です。

チームの中で自分の主張を伝えながら、他のメンバーと上手く調整するのはいつもながら難しいですね。

ところで、「ドイツ人H」って。彼はイギリス人だよ!確かにここ十数年は在独で、奥さんもドイツ人ですが。
Posted by atsushi at 2007年03月04日 01:51
あら、彼はドイツ人じゃなくてイギリス人でしたか。Mktgのクラスとかでもいつもドイツ人としてreferされたりしてたのでてっきりドイツ人かと思っていました。早速訂正しました。ご指摘ありがとうございます。
Posted by kensuke at 2007年03月04日 06:25
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