2007年08月21日

一年を振り返る

Judge Business School

ここ一週間ほどは粛々とIP(卒論)を書き上げる日々が続いてましたがそれも今日でやっと終了。後は指導教官にOKをもらって製本(といっても簡単なバインディングですが)して提出して終了。そんなわけで、MBA関連の記事もこれで最後となりそうですので、卒業より一足早いですが、このブログもこの記事をもっておしまいとしたいと思います。

さて、この一年はどうであったか。様々なtake awayがあったので一言で表すのははっきり言って不可能ですが、自分にとっては何よりも「視野が広がった」というのが一番良かった点でしょうか。広い視野を持つことはどんな場面であれ、物事を偏りなく多面的に見ることが出来るようになり、またより客観的で正確な判断を下せるようになるという意味で昔から重要なことと考えているものの一つですが、それを存分に満たしてくれたという意味で非常に満足いくものがありました。例えばビジネス面の知識という意味で言えば、授業を受けていて、「これをあのとき知っていたら絶対違う立ち振る舞いをしていただろうに」と前職でのことを思い出してみたことが多々ありましたし、それまで全く興味がなかった分野に目覚めてみたりと様々な今後に向けてのきっかけを作ってくれました。またクラスメートからも数多くのことを学びました。皆優秀なクラスメートばかりで誰もが前職ではout performerと言われてた人たち。誰もが必ず何かキラリと光るスキルを持ち合わせており、グループワークではそれを存分に発揮させていました。全ての面において完璧という100% Role Model的存在はさすがになかなかいませんが、リーダーシップスキルであったり、実行力であったり、ソーシャルスキルであったり、ファイナンス等のハードスキルであったり、「ここは見習うべきだな」、「ここは参考になるな」、あるいは単純に「すごい!」という部分的Role Modelには沢山出会った気がします。そんな彼らと仕事をすることで自分を見つめ直す非常によい機会にもなりました。チームの中で自分はどういう存在でいるのが一番良いのか、どういう事が得意でどういう事が苦手か、など、今まで仕事してる時は考えもしなかったことについて深く考え、気づかされたのは今後にとって非常にプラスになった気がします。自分を知るというのは簡単ではありませんが、それが出来たらそれほど強いことはないような気がします。苦手な部分については直せるものであれば改善できますし、そうでなければそれをカバーするように事前に手を打ったり、その部分に強い人の力を借りたり、と策を練ることが出来るからです。「苦手そのものは悪でなく、苦手であることを知らないということの方が悪」と言えるでしょう。このように、いろんな意味で視野を広げる場を与えてくれ、今後に向けての良い「きっかけ」を作ってくれた貴重な場が自分にとってのMBAだったような気がします。

たかが一年コースに参加しただけでははっきり言って何も変わりません。どの授業も表層部分をなぞるようにものすごいスピードで過ぎていきますし、何かハードスキルが身についたと言い切れるものは少ないからです。むしろ知識を得たいだけなら専門書をじっくり読んだ方がよほど深く学べるでしょう。ただ様々な経験による視野の広がりによって意識は確実に大きく変わったと自覚できます。この意識の変革は今後の行動を大きく変えることとなると思います。故に、ここで築いたまだ地盤の緩いベースを、これからどれだけ今後の仕事での経験を絡ませ自分のソリッドな力に替えていくかがMBAを本当に活かせるかどうかの分かれ目になるような気がします。「きっかけ」と上でも表現したのはそのためでもあります。いろんな意味で「これから」だと思います。

ケンブリッジ大学というコンテクストで言えば、たった100人強というアットホームで居心地が良く、国連顔負けの国際性豊かなクラス環境、MBA以外のアカデミア達と接して自分にとって全く未知の世界の話を聞けたということ、たまにタキシードにガウンを着て、ワインボトル片手にフォーマルディナーに参加して古くからの伝統に触れたり、と「ここにして本当に良かった!」と心から思える瞬間がいくつもありました。ここを「母校」と今後呼べることは大きな誇りとなりそうです。また場所に関しても、これまで幾度も紹介してきましたが、ケム川をはじめ緑あふれる落ち着いた環境は申し分ありません。

Change of industry, change of job roleなど、キャリアチェンジを目指してのMBA取得、ある意味人生の分岐点に建つことになるという意味でこのブログもcrossroadsと名付けていましたが、予想以上にかけがえのない経験をさせてくれた、他に類を見ない最高のcrossroadsだった気がします。Cambridge MBAのキャッチフレーズ"One year that will last you a lifetime"は単なる謳い文句ではありません。Factです。これを読んでくださっている方でヨーロッパでMBAを目指そうと考えておられる方がおりましたら、それだけはお伝えしたいと思います。


まだまだ想いは色々とありますが、ざっと振り返ってこんなところでしょうか。というわけでこのブログもおしまい。一端筆を置きたいと思います。今までご愛読ありがとうございました!


- 終 -
posted by kensuke at 08:24| Comment(8) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月18日

Individual Project



MBAのレクチャーが全て終了して早一ヶ月。就職活動はしていたものの最後の卒論(IP)に関してはほとんど手をつけておらず怠けていましたがようやく始動し始めました。もともと「MBAなのになんで卒論があるんだろう」という意識が根底にあったというのに重ね、今回のsupervisorがかなりイケてない先生になってしまったために気合いが抜けきってしまったというのが正直あります。卒論を書くことに時間を費やすのであれば別のElectiveを授業として受けるか、CVPやGCPみたいなhands onのプロジェクトに従事したかったところですが(であればインターンでもやれば?と言われればそれまでですが)、一応MBAも学位ですし仕方ないところなのでしょうか。Supervisorもお目当ての先生方が全部NGとなってしまい(自分のアクションが遅かったことが最たる原因です)、自分が今回トピックとして選んだ事は専門外の先生にお願いせざるを得なくなりました。

IPのトピックは携帯業界におけるブランド・マネジメントにしました。ややGCPの延長でもあります。日本はオペレーター様様の垂直統合型な構造になっていますがGSMネットワークのマーケットに於いてはその限りではありません。端末メーカーもそれなりに力を持っており、端末メーカーのブランド戦略とオペレーターのブランド戦略が1つの製品(端末)に乗っかってきます。強いブランド力を持った2社同志の場合は互いに自分のブランドを前面に出したがるのでどこまでcustomizationをするかが焦点になったりしますが、なんだかんだオペレーターの方が発言権が強いみたいです。いずれにせよCo-Brandingが戦略的な選択肢の一つとしてではなくmustとなっている、かつ、どの会社も皆同じ事をやっている、というコンテクストに於いて効果的なブランド戦略とは?みたいなことがテーマの一つ。それから携帯端末が他の携帯機器(音楽、テレビ、ゲーム等々)と融合していき、社会や生活の中の位置づけが変わっていき、今まで別業界だと思っていたcompetitorsと戦わなければならなくなるであろう今後において、エンドユーザを有利にcaptureできるブランド戦略とは?みたいなのがもう一つのテーマです。これについては主にBrand Extensionについてがメインになりそうです。メジャーな携帯端末メーカーで言えば、Nokia、Motorola、Samsungのトップ3は単一ブランドで幅広いプロダクト・ポートフォリオを展開しているのに対し、業界4位のソニーエリクソンはWalkmanやCyber-Shotなどのサブ・ブランドをうまく利用しているのが対照的です。Brand Extensionの観点で見れば他業界のコンシューマーグッズのブランドを併用しているソニーエリクソンが最も有利と言えそうです。

最終的に結論として書くことが決まっておらず、模索しながら始動始めてしまったわけですが、おかげで先行きがどうも不透明で落ち着きません(笑)。

それはさておき所用で明日より日本に一週間ほど一時帰国!久々にゴミゴミしたあの都市に戻ることに。日本は暑いんでしょうか。なにはともあれ、何が楽しみって寿司と焼き肉とラーメンが久しぶりに食べられることとサッカー日本代表のアジア杯決勝トーナメント(vs Australia)が見られること(笑)。オシムジャパン初テレビ観戦となります。・・・って本来の帰国の趣旨と全然関係ないことばかりに目が行ってしまう。いかんいかん。
posted by kensuke at 07:05| Comment(4) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月19日

一生の思い出! Trinity May Ball



Trinity CollegeのMay Ballに行ってきました。振り返れば半年近く前に、ダメ元でWeb抽選に応募したらたまたま運良く当選したので行けたのですが、その時はその価値がわかっておらず、いろんな人に「You're lucky」だとか「あのTrinityのに行くのか?!」みたいなことを言われ、徐々に期待感をふくらませつつこの日を迎えましたが、終わってみてその意味がわかりました。文字通り「一生の思い出」、MBA生活の最大のハイライトになりました。

May Ballの詳細はこちら↓
http://en.wikipedia.org/wiki/May_ball


Ballは夜の9時スタートで朝の6時まで続きます(Dinner Ticketを持っている人たちは7時くらいから)。我々も9時前に入り口であるGreat Gateに向かいましたがその時はすでに長蛇の列。お隣St.John's Collegeの更に隣までずっと列が続いていました。男性はタキシード、女性は普段のFormalとは比較にならないくらい一段と華やかなドレスを着てきており、入る前から特別な雰囲気が漂っていました。


ゲートをくぐってGreat Gardenに入ると更に列が続いていました。入場に時間がかかっていたのはIDの確認と、一人一人手首にリボンを係の人が巻いていたから。このリボンは一端会場を出てしまうと外されてしまい、再入場は出来ません。また会場内の移動中あちこちで確認をされたので結構セキュリティに力を入れているみたいでした。手続きが終わると皆Gardenの中央のFountain前で写真を撮り(上の写真)、そのまま奥のNevile's Courtに進んでいきました。Fountainの周りには赤いポピーの花が取り囲むように咲いており、華やかさに色を添えていました。


Nevile's Courtまで抜けていくとパーティはすでに良い感じに始まっていました。ここではシャンパンが惜しげもなく出されており、我々もまずは景気づけに一杯、とグラスを傾けましたが、これがまたうまい!ここのMay Ballで出るシャンパンは有名らしいとは聞いていましたが、きりっとシャープだけど癖がなくて爽やかなのどごし(ビールかいな?)が何とも言えず、パーティーの間何度もおかわりしてしまいました。この辺から徐々に自分たちのテンションも上がり始めることに。




驚くことに、シャンパンはPunt(舟)の中に氷を敷き詰め、そこにずらっと並べられていました。なかなか粋な演出です。


シャンパンを飲んで気分良くなっていると程なく花火が始まりました。打ち上げられた場所はケム川の反対側の裏庭?で、実質目の前でした。皆ケム川沿いまで移動し、しばらくこれに見入っていました。これがまたかなりの迫力で圧倒されっぱなしでした。個人的にはMBAの全行程の終了(卒論除く。授業は先週で全て終了)の祝福であるかのように感じ、感動すら覚え涙腺がゆるみそうになりました。


花火は15分くらいだったでしょうか。さほど長くはありませんでしたが気分を盛り上げるには十分すぎるくらいです。我々もここでテンションが最高潮に達してきました。


朝までの長丁場、あちこち動き回ることとなりますが、カレッジの敷地内のあちこちでいろんなイベントが同時並行で行われています。始まる前は9時間もの間いったい何をするんだろう等と考えていましたが、これだけあれば時間をもてあますことはないなと納得するほど盛りだくさんでした。上の写真(Late Lounge)はジャズのライブやカクテルがサーブされているコーナー(庭の一角に大きなテントを張り、空間を作り出しているイメージです)。ここでライブを聴き踊ってる人たちを見物しながらカクテルを一杯。


こちら(Shindig Club)では音楽がガンガン鳴り響き、完全にクラブ状態。ここでもまたカクテルを一杯。


Nevile's Courtに戻るとそこではいつの間にかバンドのライブで盛り上がっていました。


Great Hall(通常は食堂として使われているところ)ではスウィング・ジャズのライブが。シャンパンを持ち込んでしばらく聴いていましたがそのうちみんな立ち上がって踊り始めました。


せっかくなので、ということで妻と一緒に踊り、堪能したところで次の場所へ。


Great Hallの隣ではCasinoコーナーがあり、ルーレット、ブラックジャック、ポーカーなどに興じる人たちでごった返していました。ここは一風変わった雰囲気でお酒もバーボン、ウィスキー、ポルト酒などだけがサーブされていました。自分もジョニ黒を飲みながら最近覚えたばかりのポーカーのテーブルに着いてみました。めちゃくちゃな賭け方をする人たちがいたのでこのペースに付いていったらあっという間に手持ちのチップがなくなるなと思いきや、一度負け覚悟で賭けたときに相手がブラフだったために一気に手持ちが4倍くらいに増えてしまいました。というわけで一時間近くいることとなり、予想外の長丁場となってしまいましたがここにずっといるのももったいない、と途中で席を立ちました(わざとAll inして大敗)。


外に出るといつの間にか空が明るくなり始めていました。気づいたらすでに4時。そして人もかなり減っているように感じました。ここまでいたら最後までいるしかないと心に決めていたのでまたあちこち回ることに。同じ場所に戻っても違うイベントが行われているので飽きることはありませんでした。またこの頃から朝ご飯(といってもバーガーですが)が出始めたので飲み食いを続けました。




Fairgroundと呼ばれている裏庭の一角にはミニ遊園地がありました。巨大な滑り台や、二人乗りのブランコ、そしてDodgemsというカークラッシュゲーム?等があり、皆タキシードやドレスであるにも関わらずそれらではしゃいでいました(我々も年がいなくご多分に漏れず)。


Great Hallに戻るとScottih Country Danceで盛り上がっていました。動きを覚えるのが大変でしたが睡魔との格闘も始まりつつあったので力を振り絞って踊りに参加。


こうしてあっという間に時間が過ぎていき6時の終了時刻を迎えることに。最後はケム川沿いのScholar's Lawnで皆集まり、Survivors' Photoを撮って幕を閉じました。

May Ballのチケットはかなり高額で、Trinityの場合はディナーなしでもペアで230ポンド。躊躇してしまう値段ではありますが間違いなく値段以上の価値はあります。ケンブリッジに留学に来られる方は絶対に参加されることをお勧めします!
posted by kensuke at 23:59| Comment(5) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月28日

Pembroke Formal


Pembroke Collegeのエントランス近くの中庭

土曜日にPembroke Collegeでクラスでのフォーマルディナーがあったので夫婦で行ってきました。正確に言うとクラスでのフォーマルディナーを行うためにPembrokeを貸し切りにしてもらったと表現した方が良いかもしれません。MBAのクラス全員+ゲストという形でこのようなパーティをやるのは最初で最後だと思うので良い思い出となりました。



フォーマルの流れですが、この日もそうでしたが通常はこんな感じです。パーティの前に会場の外(今回はカレッジの中庭)で待っていると、いきなりゴーン!と銅鑼を鳴らされ、中に入って良いという合図をもらいます。そしてぞろぞろと中に入り自分たちの席に座ります(席に自分たちの名前が書いてあり、すでに決まっている場合もあれば好きなところに座って良い場合もあります。今回は席順は自由でした)。Pembrokeの食堂は長テーブルが3つ並んでいる形式でややハリーポッター風です。

しばらくするとまたゴーン!と銅鑼が鳴り、床が一段高いところにあるハイテーブルに座るフェロー達(要はそのカレッジの偉い人たちです)が入場してきます。その時は我々平民は起立し、フェロー達がそれぞれの席の前につくのを待ちます。その後、ラテン語でゴニョゴニョと呪文が唱えられ、着席の合図が出ます。そうしてようやく食事が開始となります。ここでのルールは、フェロー達がいる間は席を立っては駄目&写真撮影も駄目。おとなしく行儀良く食事をしなければなりません。通常でしたらそのルールは守られるのでしょうが今回は周りのみんながクラスメイトということもあり、まったく緊張感がなかったのでみんな構わず写真を撮ったりしていました。前菜とメインが出て、それらを食べ終わった頃にもう一度銅鑼が鳴り、フェロー達が退場します(この時も起立)。そうなると何をしても良い自由時間となるのでみんな一斉に席を動き回り、写真を取り合ったり遠い席に座っている仲の良いクラスメイトと言葉を交わしに行ったりと一気に騒がしくなります(自分も動き回って写真を撮ってしまいました)。



そんなこんなであっという間に2時間が過ぎていってしまいます。ディナー後はOld Libraryという部屋に移動してクラス代表のイギリス人Aなどのスピーチとかが行われいましたが、我々は子供を迎えに行かなければならなかったので途中でそそくさと退散しました。

これに参加するに当たって娘を預かってくださったChurchill Collegeの日本人Aさん夫妻には大感謝です。またこの日はあいにくの雨。こんな中Churchillまでの送り迎えを車でしてくださったIさん夫妻にも大感謝です!
posted by kensuke at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

MBAT!



MBATがいよいよ始まりました。会場となったのはHECという大学の広大なキャンパスで、場所はパリ市内から1時間くらいでしょうか。モンパルナス駅からSNCFでヴェルサイユ宮殿の最寄りの駅まで行き、そこでRERのC線に乗り換え二駅目のJouy en Joseという駅で下車。そこかキャンパス行きのバスに乗り15分くらい揺られていくと到着します。なんせ15校が一挙に集まるのでものすごい人でごった返しているのだろうと思いきや、意外と閑散としていてやや拍子抜けでした。キャンパスがあまりに広く、またそれぞれが自分たちの出場するスポーツの会場にその時間に合わせて移動したりするからかもしれません。自分たちのサッカーグランド(といっても芝ではなく日本の小学校の校庭のような砂利)はラグビーグランドやテニスコート、女子サッカーの行われていたミニサッカーコートなどと隣接していたので比較的人も多く、運動会の雰囲気はなんとなく味わうことが出来ました。



ちなみに試合はなんと20分ハーフというルールでした。一日に沢山の試合をこなさなければならなかったので致し方なかったのかもしれませんが、おかげであっという間にそれぞれの試合が終わってしまった気がします。初日はまず11時から炎天下でホームのHECと対戦。HECは選手層が厚いので不利が予想されていた我がケンブリッジ軍でしたが、なかなか健闘し初戦は0-0で終えました(勝ち点1)。この試合には自分は後半からFWとして出場。いまいち動きがわからない中手探り状態でやっていましたが、常に前線に張って点を狙える場所にいられたので結構楽しめました。

二試合目はINSEADと対戦。これもなんとか踏ん張って0-0で終了(勝ち点合計2)。この試合では1度決定的なヘディングシュートの場面を迎えましたが若干背が足りなくて届きませんでした(それ以前の問題も多々ありますが)。そして最後は夕方5時から雨の中IMDとの試合。IMDはケンブリッジと同じく生徒が100人前後なので選手層も薄く、条件は近いので行けるはず!と勝手に予想していました。自分は右ウィングとして出ましたが、自分のマークの相手があまりアクティブな選手ではなかったためにかなり自由に動くことが出来て楽でした。試合は予想通り常に押し気味な展開の中、前半に1点先取して勝ちムードが漂っていましたが、すぐに絶妙なフリーキックを決められ同点に。そのまま1-1で終わってしまいました(勝ち点合計3)。



そんなわけで結局負けはしませんでしたが勝ち星を挙げられぬまま予選リーグを終えてしまいました。そしてふたを開けてみるとなんと8チームによる決勝トーナメントへ2位通過!HECが我々との試合以外に全て勝ってぶっちぎりで1位通過。他2校は0勝1敗2分けという成績で、結局3分けの我々がギリギリ2位だったみたいです。というわけで翌日土曜日は準々決勝でManchesterと戦うことになりました。Manchesterはやはり粒ぞろいで非常に強いチームでした。この試合もまた右ウィングで出ましたが、自分のマークの相手である左ウィングが非常にすばしっこく、また技術も高いため、結局自分は常に彼をマークしてディフェンダーのような役に徹することとなりました(苦しかった!)。



厳しい展開が予想されていましたが実際にその通りとなり、終始押され気味でした。2,3度点を入れられててもおかしくない決定的なシーンがありましたが味方の必死のディフェンスと運に助けられ、失点はなんとか免れることが出来ました。結局試合は0-0で終了しPK戦に突入。こうなるともう何が起きてもおかしくない状況でしたが、全ゴールを決めた相手の前に力尽き敗退。MBAT2007のケンブリッジサッカーチームの成績はベスト8ということになりました。ちゃんとしたユニフォームを着て真剣勝負をするのはおそらくこれが最後。非常に良い思い出が出来ました。



最後に全員で記念撮影。ちなみに写真は、トップの集合写真が初日IMDとの試合後に撮ったもの、試合中の3枚はManchesterとの試合のもの、一番下の集合写真はManchesterとの試合後に撮ったものです(妻撮影)。

追記:MBATの総合ランキングは、ケンブリッジは15校中11位だったみたいです。まぁ少人数のクラスであることを考えたら良くやった方でしょうか。種目別ではバレーボールが2位と健闘したみたいです。
http://www.mbat.org/finalscore.htm
posted by kensuke at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月02日

Wiiはブルーオーシャンだった



以前任天堂のWiiの戦略について書いたことがありましたが、それに関連する記事が日経BPに出ていました。このブログに最初書いたときはブルーオーシャンに一票といいつつも、色々コメントを頂戴し、Disruptive Innovationではないかという意見に納得し、前学期のInnovationの授業の最終課題もその成功例としてのWiiの戦略について書いたところだったのですが・・・どうやらブルーオーシャン戦略を採っていたらしいです。

任天堂「Wii」を生んだ「ブルーオーシャン戦略」とは?
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20070425/123630/?P=1

まぁ別にどの企業がどの戦略を採っていたということを正しく定義すること自体に大した意義はないのでどうでもいいといえば良いのですが(汗)。ただあえていうならブルーオーシャンはDisruptive Innovationを含んだ広い意味合いを持つ差別化戦略なのかなという気もします。

この戦略は最近はトヨタやLGなども採用し始めているらしく、しばらくはブーム?になりそうです。
posted by kensuke at 06:58| Comment(4) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月30日

Oxbridge MBA Varsity Match



土曜日はCambridge vs OxfordのMBAスポーツ大会の日でした。所謂運動会みたいなものですが、サッカーをはじめ、タッチフット、クリケット、スカッシュ、ローイングなどの競技で対戦しました。戦闘の地は敵軍Oxfordでしたので朝早くから貸し切りバスに乗って3時間近くかけて移動していきました。自分はサッカーに参加したのですが、バスが昼近くに到着し、その後すぐのキックオフだったので、やや慌ただしいスタートとなりました。



一番最初の競技であったのと、同時進行のスポーツが他になかったのもあって多くのクラスメートが応援をしてくれていましたが、普段ギャラリーのいるところでプレイしたことがなかったのでやや緊張する環境でした。ちなみにルールは非常に変則的で、11人中2人は女子、更に35分ハーフというものでした。そして肝心の結果は・・・0-1で惜敗。なかなか良い形で攻めることもあり、前半も0-0のまま折り返したのですが、後半自陣のゴール前で混戦となった時があり、その際に点を失ってしまいました。その後も何度か良い機会はあったのですが点には結びつかず。結局そのまま力尽きてしまいました。残念ではありましたが、個人的には非常に楽しめたのでよしとしたいと考えています。

以下写真で雰囲気を・・・。


タックルを受ける瞬間のベネズエラ人J(右)


後ろから激しいタックルを受けるキャプテンのドイツ人J


ゴール前で必死にディフェンスするCambridge陣


とまぁ、こんな感じでサッカーを楽しみ、その次に行われたタッチフットを少し観戦した後、自分は家族と戦線離脱し、Oxfordの街の観光に出かけました。というのも、妻の前職の友人がOxfordに住んでおり、一晩宿を提供してくれるということでしたのでありがたくお世話になることにしていたのです。



妻の友人Sさんと会うまで少し時間があったので、街の主要なところを回ってくれる二階建ての観光バス(Cambridgeにもありますし、先日コペンハーゲンに行った際にも利用しました)に乗ってぐるっと一回り。Oxford大学の代表的なカレッジ、Christ Church(ハリー・ポッターのロケ地でもあります)をはじめ、「不思議の国のアリス」の執筆者・ルイス・キャロルと「Lord of the Rings」のJ.R.R・トールキン、「ナルニア国物語」のクライブ・ルイスらが互いの作品を批評しあったといわれているパブやらを見て回りました。


途中駅前にあるOxford MBAのSaid Business Schoolの前も通りました(上の写真)。外壁は黄色に統一されており、エントランスもガラス張りで非常にモダンなキャンパスです。

バスツアーのあとはSさんと合流し、少し街を案内してもらいました。


Oxford版?Bridge of Sigh(ため息橋)。Cambridge大ではSt.John's Collegeに同じ名前の橋があり、ケム川をまたいで広がっているカレッジをつなげています。


この丸い建物は大学図書館らしいです。電話ボックスみたいな塔のあるCambridge大のものとは大違いです。元々Oxford大出身だというSさんは、在学中はよくここで勉強したものだと懐かしそうに語っていました。


その後はOxford郊外にあるSさん宅に移動し、ビールをガンガン飲みながらバーベキュー。その後ワインもいただいてすっかり良い気分になって娘を寝かせつけた際に自分も寝てしまいました。

翌日(日曜日)は自分の所属するChurchill Collegeも因んでいるSir Winston Churchillの生まれの場所でもあるBlenheim Palace(ブレナム宮殿−世界遺産にもなっています)に行きました・・・がその詳細は後日別記事で^^;
posted by kensuke at 10:16| Comment(3) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月22日

GCP終了

Lund

長いようで短かったGCPがついに終わりを迎えました。コペンハーゲンでの週末の後はスウェーデンのLundへ場所を移し、月曜日から木曜日まで、金曜日のプレゼンに向けてかなりintenseな時間を過ごしました。朝から夕方6時くらいまではほとんどクライアントオフィスで缶詰、その後夕食を取って一休みした後再びみんなで集まって仕事の続き。それぞれみんな毎晩2時3時くらいまで色々作業をしていたように思えます。さすがに密度が濃くなってくるとフラストレーションが溜まってくるメンバーもいるようで、ちょっと感情が表に出てくるシーンも何回かありました。ですが最終プレゼンの成功へ向けて前に進みたいという気持ちは全員一緒だったため、チームワークが乱れるほどのことはなく済みました。

Lund

ずっと缶詰だったため前回同様観光の時間はナシ(まぁそもそも観光する場所もありませんが)。上の2枚の写真はコペンハーゲンから移動した直後にちょこっとシティセンターまで繰り出し撮ったものです。トップの写真は街の中心にある教会。2枚目はLund大学の一部と思われる建物です。Lund大学ではこの前の日にSpringballが行われていたらしく、酔っぱらって気分良くなっている学生が沢山いました(パーティーは24時間続いていたみたいです!)。

さて、肝心のプレゼンですが、とりあえず成功と言えそうです。約45分ほどかけて15人くらいの社員を相手に行いました。会社に新たな考え方を吹き込むマーケティングストラテジーとその導入方法をrecommendするプレゼンでしたが、Q&Aセッションの時に社員同士でディスカッションが始まったりと良いダイナミクスが生まれていました。自分は最後のストラテジーの導入部分と締めの部分をプレゼンしましたが、マッキンゼーの7Sをベースに考案したChange Managementはそこそこ気に入って貰えたようでした。前日の夜遅くギリギリまでスライドを作っていたのもあって練習不足だったため、いまいちスムーズなフローを保てなかったのと、ラストの締めでもっと強いメッセージを込めて伝えるべき部分を淡泊に通り過ぎてしまったのが反省点です。



プレゼン終了後は一転リラックスムードでホストしてくれたクライアントと記念撮影。また携帯端末の会社だったので、これから市場に投入する予定の新しい端末をプレゼントして貰えました(自分が使っていた機種の後継機だったので個人的には使いやすくてラッキーでした)。

ケンブリッジにはその日の夜に戻ってきました。家に着いた時は12時くらいだったでしょうか。月曜日からはもうEaster Termが始まります。週末は束の間の休息となります。
posted by kensuke at 07:45| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月13日

再び北欧へ



明日から再び一週間強の間北欧に行ってきます。週末は家族とコペンハーゲンで過ごし、月曜日から再びスウェーデンのLundへ移動してクライアントのオフィスで缶詰になって20日(金)のプレゼンへ向けて最終調整に入る予定です。この一週間で形的にはかなりの進歩はありました。というのもプレゼンテーションのスライドもだいぶ完成し、後はこれから入るインタビューの情報を付け加えて、それらをふまえて最終的なRecommendationをまとめるだけで済みそうなところまで持って来れたからです。プレゼンと別に3500字のレポートもありますがこれらも骨子だけはまとめたのでまぁなんとかなるでしょう(これは20日までではなく23日までなので余裕があります)。

しかしクライアントの顧客へのインタビューが思ったほど出来なかったのは心残りです。昨日Bristolまで行って一社インタビューをやりましたが、他の会社についてはうまくいけば来週電話でという形になりそうです。最悪はナシ。ベースにする情報が少ないとプレゼンの説得力も落ちるのでそこが気がかりです。時間的な制約ばかりはどうしようもないので仕方ありませんが。

とりあえず向こう3日だけはGCPの事は忘れて観光を楽しみ、月曜日からのラストスパートに備えたいと思います。
posted by kensuke at 08:03| Comment(2) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

GCP 3rd Week

Mill Pond

今週は比較的静かな週でした。毎日一応GCP関連でチームとのミーティングはあったものの、半日か数時間で済んでしまうものばかりだったため、時間的な余裕はかなりあったように思えます。ミーティングはクライアントの営業にあたる部門へのインタビューが中心でした。本当はこれらもスウェーデンにいる間に済ませておきたかったものでしたが時間の関係で今週にずれ込んでいます。故に毎日スウェーデンに学校から国際電話をかけている状況です。本来ならこの部門を通じてクライアントの顧客との直接インタビューをすでに行っている予定でしたが来週一週間で済ませるしかなさそうです。とは言えどれだけインタビューを設定できるかは未知数。プレゼンの肝心な部分は彼らからのインプットにかかってくるところが多いのでやや気がかりです。ところでこの顧客とのインタビューが無事にセットアップできたらローマやデュッセルドルフ等に行くチャンスがありそうです。出張扱い(経費はクライアント持ち)になるのでこの際どこへでも飛んで行ってやりたいところです(笑)。

それはさておき自分は火曜日の夜から急激に体調を崩し、水、木のミーティングは欠席してしまいました。ケンブリッジに来てから何度か風邪っぽくなったことはありましたが、これまでで一番キツい風邪だったかもしれません。まっすぐ歩けないくらいボーッとして激しい寒気におそわれたのはいつ以来だったでしょうか。今はなんとか完治しましたがまだややけだるい感じではあります。

今日から月曜日まではイースターホリデー。クライアントもその顧客も完全オフなので?我々のプロジェクトもオフ。4連休です。この間どこかに小旅行にでも行こうと思っていましたが結局具体的に動けず。とはいえちょっと日帰りでも一泊でも良いのでケンブリッジを離れてどっかへ行ってみたいものです。最高の季節!と呼ぶにはまだ早いのでしょうが春も本格的になってきて緑がよみがえり、街が本当に綺麗になってきています。外に出ると公園や広場には寝そべってピクニックやら本を読んでいる人が沢山いますし、Grantchesterやリンゴ園のカフェ「The Orchard」もありえないくらいの人だかり。おまけにケム川はPuntingをやっている人たちでゴチャゴチャになっています。
posted by kensuke at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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