2007年06月23日

遙かなるケンブリッジ



藤原正彦著の「遙かなるケンブリッジ」を今更になって読みました。今更ではありますがそれで良かったかもとも、読みながら感じました。というのも文中に出てくるParker's PieceだとかLamma's Landだとか数々の地名がどこを指しているのかきっちりわかり、入り込みやすかったというのと、何よりも自分自身の今までのここでの経験と照らし合わせながら読み進めることが出来たからです。このエッセイは数学者の筆者が一年間Visiting Scholarとしてケンブリッジに研究しに来た時の経験を書いているものですが、研究員の目から見た大学やカレッジの様子だとか、Fellow達の世界の話だとか、一学生をやっていては知り得ない事が多くちりばめられており中々面白い内容でした。

中で筆者はレイシズムや家族のこと、イギリスやイギリス人についてまで広く触れていましたがこれらは「激しく同意!」という感想を抱きました。ただレイシズムに関して言えば、今回の留学中一度もそれを経験しなかったので半ば拍子抜けしたのと同時に「MBAのクラス」というコンテクスト、あるいは元々世界中から人が集まってくる「ケンブリッジ大学」という枠組みがかなり特殊で、かつ守られた世界であるのだろうと感じています。というのもオーストラリアに住んでいた際、特に現地の高校に通っていたときは激しいアジア人差別を体験し、「白人はアジア人を差別するもの」という図式が体にしみこんでいたのですが、少なくともMBAのクラスメートや知り合った大学関係者の中ではそのような人は誰一人といませんでした。これはそのような行為をしない人格者が集まっていて恵まれていたからだと思います。これが一般社会に出るとそうはいかないでしょう。イギリス人同士でも階級差別があり、外国人に対しては、かつて世界の1/4を支配した大英帝国時代のプライドからか、有色人種だけに限らず見下す傾向があると聞きます。イギリスに住んで一年近くになり、何となくイギリスの事を知ったようなつもりでいたりしますが、実は守られた世界の一面を見ただけに過ぎないのだろうなと感じたりします。

「家族」に関しては、筆者は学校で息子さんがいじめにあった話などを書いていますが、その最たる原因はやはり言葉。周りの言葉が全くわからない所に放り込まれた息子さんはさぞ辛い思いをしたことでしょう。もうすぐ3歳になる自分の娘も週三日だけナーサリー(保育園)に連れて行っていますが、最初は「ナーサリー」という言葉を聞いただけで号泣するほど嫌がっていました。ストレスからか爪をかむようになったり、やりきれない気持ちの矛先を妻に向けていたりした時期がありました。今でこそ怪しいながらも英語をしゃべるようになり、友達も出来て自ら進んでナーサリーに行きたいと言い出してくれるようになりましたが、そこに到達するまでかなり辛い思いをさせてしまったのかもと考えると少し気が重くなります。また妻に関しても、最初は友達も頼れる人も誰もいない、何か見えない疎外感みたいなものを感じホームシックになるような時期を経験させてしまいました。同じく今でこそ多くの友人に囲まれそれなりにここでの生活をエンジョイできるようになったみたいですが、それも限られた時間の中の話。我々と同じく卒業と同時に皆また次の場所へ移動していってしまいます。いったいどれだけのものが残るのか。自分自身は自分の意志で留学しに来ているからともかく、家族に関しては、ここでしか経験できないことをできたプラスの面もあればやはり陰の側面もあることは否めません。楽しいことばかりでない中一緒にいてくれるだけで感謝と言うところでしょうか。

イギリス人の性格については筆者は内気、シニカル、現実主義と書いていましたが笑ってしまうくらいその通りな気がします。内気というより人との距離の置き方が他国より大きいと表現した方が良いでしょうか。これについてはイギリス人のクラスメートと話したことがありましたが、彼らも認める一面のようです。確か「アメリカ人とかであれば人に話しかけるか、かけまいかという状況では迷わず話しかけるだろうが、イギリス人の場合は、話しかける事が失礼だったらどうしよう、何か間違えたことをするよりは何もしない方が良いから何もしない、と考えるのだ」のようなことを言っていたのが印象的でした。またシニカルな一面に関してはそれを前面に押し出しまくっているイギリス人クラスメートがいるので実証済みです(笑)。

イギリスが好きか嫌いか、と聞かれたら「好きだ」と答えると思います。今まで嫌な体験をしていないから、というのもありますが、仮に例えばレイシズム絡みで何か嫌なことを体験したとしても、過去の経験から、「ああやっぱり」と流せそうな気がします。天気も悪く、飯もこの上なくまずいですが、それ以上にこの国には何か惹きつけられる懐の深さや歴史の重みを感じます。緑もこの上なく綺麗ですし(笑)。ガイジンとしての疎外感みたいなものはどうあがいても取り除くことは出来ないのでしょうが、出来るものなら長く住んでこの国をもう少し理解してみたいものです。
posted by kensuke at 08:09| Comment(7) | TrackBack(0) | 雑感・独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月19日

一生の思い出! Trinity May Ball



Trinity CollegeのMay Ballに行ってきました。振り返れば半年近く前に、ダメ元でWeb抽選に応募したらたまたま運良く当選したので行けたのですが、その時はその価値がわかっておらず、いろんな人に「You're lucky」だとか「あのTrinityのに行くのか?!」みたいなことを言われ、徐々に期待感をふくらませつつこの日を迎えましたが、終わってみてその意味がわかりました。文字通り「一生の思い出」、MBA生活の最大のハイライトになりました。

May Ballの詳細はこちら↓
http://en.wikipedia.org/wiki/May_ball


Ballは夜の9時スタートで朝の6時まで続きます(Dinner Ticketを持っている人たちは7時くらいから)。我々も9時前に入り口であるGreat Gateに向かいましたがその時はすでに長蛇の列。お隣St.John's Collegeの更に隣までずっと列が続いていました。男性はタキシード、女性は普段のFormalとは比較にならないくらい一段と華やかなドレスを着てきており、入る前から特別な雰囲気が漂っていました。


ゲートをくぐってGreat Gardenに入ると更に列が続いていました。入場に時間がかかっていたのはIDの確認と、一人一人手首にリボンを係の人が巻いていたから。このリボンは一端会場を出てしまうと外されてしまい、再入場は出来ません。また会場内の移動中あちこちで確認をされたので結構セキュリティに力を入れているみたいでした。手続きが終わると皆Gardenの中央のFountain前で写真を撮り(上の写真)、そのまま奥のNevile's Courtに進んでいきました。Fountainの周りには赤いポピーの花が取り囲むように咲いており、華やかさに色を添えていました。


Nevile's Courtまで抜けていくとパーティはすでに良い感じに始まっていました。ここではシャンパンが惜しげもなく出されており、我々もまずは景気づけに一杯、とグラスを傾けましたが、これがまたうまい!ここのMay Ballで出るシャンパンは有名らしいとは聞いていましたが、きりっとシャープだけど癖がなくて爽やかなのどごし(ビールかいな?)が何とも言えず、パーティーの間何度もおかわりしてしまいました。この辺から徐々に自分たちのテンションも上がり始めることに。




驚くことに、シャンパンはPunt(舟)の中に氷を敷き詰め、そこにずらっと並べられていました。なかなか粋な演出です。


シャンパンを飲んで気分良くなっていると程なく花火が始まりました。打ち上げられた場所はケム川の反対側の裏庭?で、実質目の前でした。皆ケム川沿いまで移動し、しばらくこれに見入っていました。これがまたかなりの迫力で圧倒されっぱなしでした。個人的にはMBAの全行程の終了(卒論除く。授業は先週で全て終了)の祝福であるかのように感じ、感動すら覚え涙腺がゆるみそうになりました。


花火は15分くらいだったでしょうか。さほど長くはありませんでしたが気分を盛り上げるには十分すぎるくらいです。我々もここでテンションが最高潮に達してきました。


朝までの長丁場、あちこち動き回ることとなりますが、カレッジの敷地内のあちこちでいろんなイベントが同時並行で行われています。始まる前は9時間もの間いったい何をするんだろう等と考えていましたが、これだけあれば時間をもてあますことはないなと納得するほど盛りだくさんでした。上の写真(Late Lounge)はジャズのライブやカクテルがサーブされているコーナー(庭の一角に大きなテントを張り、空間を作り出しているイメージです)。ここでライブを聴き踊ってる人たちを見物しながらカクテルを一杯。


こちら(Shindig Club)では音楽がガンガン鳴り響き、完全にクラブ状態。ここでもまたカクテルを一杯。


Nevile's Courtに戻るとそこではいつの間にかバンドのライブで盛り上がっていました。


Great Hall(通常は食堂として使われているところ)ではスウィング・ジャズのライブが。シャンパンを持ち込んでしばらく聴いていましたがそのうちみんな立ち上がって踊り始めました。


せっかくなので、ということで妻と一緒に踊り、堪能したところで次の場所へ。


Great Hallの隣ではCasinoコーナーがあり、ルーレット、ブラックジャック、ポーカーなどに興じる人たちでごった返していました。ここは一風変わった雰囲気でお酒もバーボン、ウィスキー、ポルト酒などだけがサーブされていました。自分もジョニ黒を飲みながら最近覚えたばかりのポーカーのテーブルに着いてみました。めちゃくちゃな賭け方をする人たちがいたのでこのペースに付いていったらあっという間に手持ちのチップがなくなるなと思いきや、一度負け覚悟で賭けたときに相手がブラフだったために一気に手持ちが4倍くらいに増えてしまいました。というわけで一時間近くいることとなり、予想外の長丁場となってしまいましたがここにずっといるのももったいない、と途中で席を立ちました(わざとAll inして大敗)。


外に出るといつの間にか空が明るくなり始めていました。気づいたらすでに4時。そして人もかなり減っているように感じました。ここまでいたら最後までいるしかないと心に決めていたのでまたあちこち回ることに。同じ場所に戻っても違うイベントが行われているので飽きることはありませんでした。またこの頃から朝ご飯(といってもバーガーですが)が出始めたので飲み食いを続けました。




Fairgroundと呼ばれている裏庭の一角にはミニ遊園地がありました。巨大な滑り台や、二人乗りのブランコ、そしてDodgemsというカークラッシュゲーム?等があり、皆タキシードやドレスであるにも関わらずそれらではしゃいでいました(我々も年がいなくご多分に漏れず)。


Great Hallに戻るとScottih Country Danceで盛り上がっていました。動きを覚えるのが大変でしたが睡魔との格闘も始まりつつあったので力を振り絞って踊りに参加。


こうしてあっという間に時間が過ぎていき6時の終了時刻を迎えることに。最後はケム川沿いのScholar's Lawnで皆集まり、Survivors' Photoを撮って幕を閉じました。

May Ballのチケットはかなり高額で、Trinityの場合はディナーなしでもペアで230ポンド。躊躇してしまう値段ではありますが間違いなく値段以上の価値はあります。ケンブリッジに留学に来られる方は絶対に参加されることをお勧めします!
posted by kensuke at 23:59| Comment(5) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月14日

Safari 3.0 for Win



Mac OSX Leopardに搭載予定のブラウザSafari 3.0のWindows版がβリリースされたのでインストールしてみました。

http://www.apple.com/jp/safari/

アップルのサイトにあるデモのビデオクリップを見た限りではかっこよくて便利そうな機能満載でわくわくしながら立ち上げたのですが、結果は・・・ほとんど検証不可能でした。というのも@日本語の表示が出来ない、A字をタイプしようとするとすぐ落ちる、という不具合満載状態だからです。@はともかくとして、Aは致命的です。YahooでもGoogleでも検索しようとするや否や落ちる、ウェブメールにサインインしようとするや否や落ちるという具合です。ただ英語のサイトをおとなしくブラウジングするぶんには少しは動いたので様子を見ることが出来ましたが、フォントがマックっぽいなーという以外は特にわかりませんでした(ページの表示は確かに少し早いかも)。

これらの問題は正式版が出る頃には解消されていることを願います。まだ何とも言えませんがフィーリングだとこれをメインブラウザとして使うことになるような予感ですので。といっても今のXP機が駄目になったらどっちにしろMacに移行する予定なのでWin版にこだわるつもりはありませんが。

余談ですがSteve JobsとBill Gatesの対談がiTunesストアにPodcastとして掲載されたみたいです。まだ視聴していませんがなかなか面白そうです。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0706/04/news107.html

Steve JobsとBill Gatesといえば、こんな映画もあります(ここでおおっぴらに宣伝して良いものか微妙ですが)。アップルとMSの歴史を知るにはもってこいの映画です。アップルの歴史はInnovationやAdvanced Strategyの授業のケーススタディにも使われていました。

Pirates Of Silicon Valley
http://emonome.vodpod.com/pod/show_video/49045?page=9
posted by kensuke at 01:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑感・独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

Malmö & Copenhagen



一泊二日でスウェーデンとデンマークに行ってきました。正確に言うとスウェーデンのMalmö(マルメ)という街に用事があったのでコペンハーゲン経由でそこに行き、用を済ませた後はコペンハーゲンに戻り、そこで一泊して翌日(今日)帰ってきました。飛行機は朝の7時発だったため4時起き。前回のパリ行きの時同様またしても起床時間までに寝付けなかったために徹夜状態で向かうことになってしまいました。今回は一人だったので行きの飛行機の中で少しだけ眠れたものの、疲れを癒すほどではなかったので意識はもうろうとしていました。ただの旅行ならともかく面接だったので非常にまずい状況でしたが致し方ありません。ひたすら意識を覚醒させるしかありませんでした。


コペンハーゲンの空港は美しいということを以前も書いたことがありましたが、そう見える理由の一つが店が並ぶ空間のアレンジ。木のフローリングで左右におしゃれな雑貨屋などが並んでいます。


雑貨好きな自分としてはついついいつも覗いてしまう店がこれ。将来はこんな北欧雑貨専門店でも開いてみたいところです。


さてマルメという街ですが鉄道でコペンハーゲンから入国すると最初に止まる大きな街です。スウェーデンで3番目の大きさとのことですが中央広場とかの規模を見ていると実際の所結構小さな街なのではという印象です。上がその中央広場の様子です。


同じく中央広場。ん〜、今回はデジイチを持って行かなかったのでワイドで撮れないのが非常にもどかしいです(次コンパクトカメラを買うときがあったら最低でも28mmスタートのものにすると思います)。


なにやら面白い銅像発見。なんのことやらはわかりませんが、こういうアートなものが道の真ん中とかあちこちに点在している雰囲気はすごく好きです。


スロット公園にて。見上げればこんなに緑が青々と。この日は28度まで上がったみたいでケンブリッジよりも全然暑く、スーツでうろうろするのが非常に厳しかったです。周りもみんなノースリーブや半袖ばかりで完全に夏モードでした。


余談ですがコペンハーゲンでは自転車が市民の足として重要な機能を果たしており、そのため大通り沿いには必ず自転車専用道路が設けられています。歩道と間違えて普通に歩いてしまったことが何度かありましたがそのたびに後ろからベルを鳴らされ、振り向くとすごい数の自転車が走ってきた、なんてことも幾度かありました。おびただしい数の自転車が車と一緒に走り抜けていく様子は中国顔負けでした。


そんな感じで一泊二日のshort tripはおしまい。二日目は朝10:20の飛行機でしたが疲れで前日爆睡してしまい、起きたらなんと8時過ぎ!あわててチェックアウトし、空港まで向かい着いたら1時間前。幸い空港も空いていたので何とかフライトには間に合いましたが危ないところでした。やはり強行スケジュールはいろんな意味で危険ですね・・・。
posted by kensuke at 06:52| Comment(2) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月11日

Grantchester



天気が良かったので家族でGrantchesterに散歩に行ってきました。行く度に心癒されるこの空間は今日も豊かな緑と気持ちいいそよ風で出迎えてくれました。今日は日曜日だったのでやはり人も多く、あちこちでピクニックをしている家族連れの人たちを目にしました。


Grantchester Meadowsに向かう途中の歩道。木でトンネルが出来てしまうくらいすっかり生い茂っていました。ここは好きな空間の一つです。


Waitrose(スーパー)の袋を下げて寄り添って歩いていく老夫婦。日本ではほとんど目にすることのないほほえましい姿はこちらでは本当に良く目にします。


Meadowsの中の木の下でピクニックをする人たち。子供達がミニサッカーをやって賑やかにしていました。


The Orchardに着くと案の定すごい人でごった返していました。中にはテーブルなしで椅子だけでお茶している人や、椅子すら確保できず、草の上に座り込んでる人まで。さすがにここまで人が増えると憩いの場としての機能が薄れてしまいます。このすぐ近くにもう一つ隠れ家的なカフェが一つあるのですが、そちらも満員でなんと玄関を閉め切っていました。なので仕方なくここで何とか席を確保してコーヒーとスコーンを食べることに。

しばらくすると園内で写真撮影されていたケンブリッジ在住の伝説の写真家、志村さんの姿を発見!奥様も一緒に来ておられたので挨拶をして少しお話をさせてもらいました。ついでにカフェのすぐ裏にある、The OrchardやGrantchesterの歴史を紹介したギャラリーを案内していただき、更には志村さんが撮影された写真で作った絵はがきまでプレゼントしてもらってしまいました(本当にありがとうございます)。写真はどれも幻想的で素晴らしく、どうしたらこのような写真を撮れるのか少しアドバイスをいただきました。やはりいい撮影スポットがどこにあって、それが季節、時間等々によってそれぞれどのように状況が変化するかを把握していることがまず第一で、いざ撮影するにしても様々な設定をいくつも試してその中で一枚良いのが出れば良い、という感じみたいです。全くおっしゃるとおりで、風景写真の基本ですよね、やはり。


さてThe Orchardを後にしてまた散歩しているとここにも牛が現れました。最近は街の中心部でも平気で牛が放牧されているのでいい加減慣れましたが、柵も何もなく、人も普通に通る空間に牛が放されているのは日本ではまず考えられません(いや田舎に行けば普通なのでしょうか)。近づいて彼らを撮影してたら、「何撮ってるんだよ」と言わんばかりにこっちをじっと見つめ、終いには一頭がおもむろに立ち上がったりしたので怖くなり、足早に逃げてきました(これは逃げた後に遠目から撮った写真)。


この季節になるとパンティングや舟でここまで来る人たちも珍しくありません。シティセンターの方から来てるとは思うのですがいったいどれくらい時間がかかるのでしょうか。Cambridgeを離れる前に一度はパンティングでここまでやってきたいところです。

・・・そんな感じで午後のゆっくりした時間が過ぎていきました。明日は面接のためスウェーデンに一泊二日で行ってきます。授業を2つミスすることになりますが非常に重要なOpportunityの件なので逃すわけにはいきません。そんなわけで明日は4時起きです。
posted by kensuke at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | Cambridge | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月09日

電力のワイヤレス転送



Technobahnというニュースサイトでこんな記事を目にしました。

-----
MITの研究グループ、電力のワイヤレス転送実験に成功

【テクノバーン 2007/6/8 14:08】米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究グループがワイヤレスで電力を伝送し、約2 メートル離れている場所に設置した60ワット白熱電球を燈す実験に成功したことが、7 日、雑誌サイエンスに掲載された論文によって明らかとなった。

電力のワイヤレス転送の技術はこれまでも多数の研究者によって実験が行われてきたが、ワイヤレスの指向性を確保することが難しく、実用的に十分な電圧を送信することは困難だった。

この実験を行ったのはMITのMarin Soljacic教授を中心とする研究グループ。この電力のワイヤレス転送装置のの転送効率は今のところは、40〜45%。つまり、ワイヤレス転送の過程で半分以上の電力が失われる計算となる。Soljacic教授はこの倍の効率を確保できれば携帯電話などのような小型のデジタル機器への電力転送などでは実用化は可能ではないかと述べている。

-----

おお、ついに来たか!という感じです。通信やオーディオのワイヤレス転送が出来たんだから電力も何とかならないものかとずっと思っていたのですが、これが実現されたらきわめて便利な社会が訪れるでしょう。携帯もiPodもわざわざ充電のために充電器に装着する必要もなくなるし、ノートPCも電源ケーブルをつなげずに充電しながら利用可能。ランプもコンセントの場所を気にせず場所を移動できるし、テレビもオーディオもしかり。うーん、素晴らしい。IT革命の次は電力革命でしょうか。実用化されたら電力業界のみならずエレクトロニクス業界も大きく揺れることになりそうです。新たなビジネスチャンスかも?
posted by kensuke at 07:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感・独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

London

IMGP5846.jpg

週末の間、妻の所用もあったのでそれを機にLondonで一泊旅行?をしてきました。今までも何度も足を運んでいるので目新しいものは少ないのですが、まだ行ってないところやしてないことを中心に観光してきました。

London Eye
高さ135mまでのぼるLondon Eye。一周するのに30分くらいでしょうか。眼下にRiver Themes、Big Ben、Charing Cross駅などをおさめることが出来ます。

IMGP5776.jpg
ぐんぐん空に向かって上がっていき・・・

IMGP5746.jpg
てっぺんまで来るとこんな絶景が広がります。写真からもわかるとおり、乗り場はカプセルみたいになっており中を自由に動き回ることが出来ます。

IMGP5754.jpg
Big BenとParliament Houseです。この観覧車、通常大人一人10ポンドなのですが、半端ないくらいの人たちが並んでおり1時間以上は余裕で待たされる事になるので、25ポンド払えば5分で乗れるプレミアチケットが売られています。このチケットを買っている人も結構いたのですが、自分も娘がいたので、さすがに炎天下で1時間は厳しいと思いこれに手を出していました。娘の分は無料だったので25ポンドで二人分と考えれば安い(妻は所用で不在)と自分を無理矢理納得させました。良い商売です。初期投資に幾らかかったか知りませんがあっという間に回収できてるのではないでしょうか。

IMGP5895.jpg
記事トップの写真はご存じTower Bridgeですが、そのすぐ横にTower of Londonという要塞のような建物があります。ここは王宮の宮廷として使われていた時期もありましたがもっぱら処刑場・拷問の場として使われていたみたいです。この写真はその要塞の中の真ん中に建っているWhite Towerです。

IMGP5929.jpg
Tower of Londonの塀から見えたTower Bridgeの姿。


Tower of Londonにて。変なマグカップが窓際に・・・


ロンドンの街の中心に巨大なタケノコが生えています。


St.Paul's Cathedral。ケンブリッジでもおなじみの時の大建築家、クリストファー・レンの最高傑作といわれている建築物です。


ピカデリー・サーカス。相変わらずすごい人でごった返しています。

他にも諸々ありますがこの辺にしておきます。
posted by kensuke at 23:23| Comment(3) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月28日

Pembroke Formal


Pembroke Collegeのエントランス近くの中庭

土曜日にPembroke Collegeでクラスでのフォーマルディナーがあったので夫婦で行ってきました。正確に言うとクラスでのフォーマルディナーを行うためにPembrokeを貸し切りにしてもらったと表現した方が良いかもしれません。MBAのクラス全員+ゲストという形でこのようなパーティをやるのは最初で最後だと思うので良い思い出となりました。



フォーマルの流れですが、この日もそうでしたが通常はこんな感じです。パーティの前に会場の外(今回はカレッジの中庭)で待っていると、いきなりゴーン!と銅鑼を鳴らされ、中に入って良いという合図をもらいます。そしてぞろぞろと中に入り自分たちの席に座ります(席に自分たちの名前が書いてあり、すでに決まっている場合もあれば好きなところに座って良い場合もあります。今回は席順は自由でした)。Pembrokeの食堂は長テーブルが3つ並んでいる形式でややハリーポッター風です。

しばらくするとまたゴーン!と銅鑼が鳴り、床が一段高いところにあるハイテーブルに座るフェロー達(要はそのカレッジの偉い人たちです)が入場してきます。その時は我々平民は起立し、フェロー達がそれぞれの席の前につくのを待ちます。その後、ラテン語でゴニョゴニョと呪文が唱えられ、着席の合図が出ます。そうしてようやく食事が開始となります。ここでのルールは、フェロー達がいる間は席を立っては駄目&写真撮影も駄目。おとなしく行儀良く食事をしなければなりません。通常でしたらそのルールは守られるのでしょうが今回は周りのみんながクラスメイトということもあり、まったく緊張感がなかったのでみんな構わず写真を撮ったりしていました。前菜とメインが出て、それらを食べ終わった頃にもう一度銅鑼が鳴り、フェロー達が退場します(この時も起立)。そうなると何をしても良い自由時間となるのでみんな一斉に席を動き回り、写真を取り合ったり遠い席に座っている仲の良いクラスメイトと言葉を交わしに行ったりと一気に騒がしくなります(自分も動き回って写真を撮ってしまいました)。



そんなこんなであっという間に2時間が過ぎていってしまいます。ディナー後はOld Libraryという部屋に移動してクラス代表のイギリス人Aなどのスピーチとかが行われいましたが、我々は子供を迎えに行かなければならなかったので途中でそそくさと退散しました。

これに参加するに当たって娘を預かってくださったChurchill Collegeの日本人Aさん夫妻には大感謝です。またこの日はあいにくの雨。こんな中Churchillまでの送り迎えを車でしてくださったIさん夫妻にも大感謝です!
posted by kensuke at 06:53| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

Clare Bridge



2月のまだ日が短かった頃、上の夕日に照らされたクレア橋(Clare Bridge)の写真を撮ったことがあったのですが、それを見たクラスメイトのレバノン系オーストラリア人Sが彼の画家?の友人に紹介したところ、それをいたく気に入ってくれてその写真の絵を描いてくれたみたいです。今日Sからその写真を送ってもらったのですがこれがまた素晴らしい出来!自分の写真なんかよりもよっぽど情緒あるれる綺麗な絵に仕上がっていました。



自分が撮った写真が他の人によって描かれるなんて経験は初めてなのでやや照れくさい感じですが同時に感動的でした。何気なく撮っただけのものでしたがここまでして貰えると純粋に嬉しい限りです。最近はめっきり日も長くなったためにこのような写真を撮るのが逆に困難になってしまいました。

ちなみに、反対側から撮ったものですが、今の時期のクレア橋はこんな感じです↓。四季の移り変わりがしっかりと感じ取れます。


posted by kensuke at 10:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑感・独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月19日

MBAT!



MBATがいよいよ始まりました。会場となったのはHECという大学の広大なキャンパスで、場所はパリ市内から1時間くらいでしょうか。モンパルナス駅からSNCFでヴェルサイユ宮殿の最寄りの駅まで行き、そこでRERのC線に乗り換え二駅目のJouy en Joseという駅で下車。そこかキャンパス行きのバスに乗り15分くらい揺られていくと到着します。なんせ15校が一挙に集まるのでものすごい人でごった返しているのだろうと思いきや、意外と閑散としていてやや拍子抜けでした。キャンパスがあまりに広く、またそれぞれが自分たちの出場するスポーツの会場にその時間に合わせて移動したりするからかもしれません。自分たちのサッカーグランド(といっても芝ではなく日本の小学校の校庭のような砂利)はラグビーグランドやテニスコート、女子サッカーの行われていたミニサッカーコートなどと隣接していたので比較的人も多く、運動会の雰囲気はなんとなく味わうことが出来ました。



ちなみに試合はなんと20分ハーフというルールでした。一日に沢山の試合をこなさなければならなかったので致し方なかったのかもしれませんが、おかげであっという間にそれぞれの試合が終わってしまった気がします。初日はまず11時から炎天下でホームのHECと対戦。HECは選手層が厚いので不利が予想されていた我がケンブリッジ軍でしたが、なかなか健闘し初戦は0-0で終えました(勝ち点1)。この試合には自分は後半からFWとして出場。いまいち動きがわからない中手探り状態でやっていましたが、常に前線に張って点を狙える場所にいられたので結構楽しめました。

二試合目はINSEADと対戦。これもなんとか踏ん張って0-0で終了(勝ち点合計2)。この試合では1度決定的なヘディングシュートの場面を迎えましたが若干背が足りなくて届きませんでした(それ以前の問題も多々ありますが)。そして最後は夕方5時から雨の中IMDとの試合。IMDはケンブリッジと同じく生徒が100人前後なので選手層も薄く、条件は近いので行けるはず!と勝手に予想していました。自分は右ウィングとして出ましたが、自分のマークの相手があまりアクティブな選手ではなかったためにかなり自由に動くことが出来て楽でした。試合は予想通り常に押し気味な展開の中、前半に1点先取して勝ちムードが漂っていましたが、すぐに絶妙なフリーキックを決められ同点に。そのまま1-1で終わってしまいました(勝ち点合計3)。



そんなわけで結局負けはしませんでしたが勝ち星を挙げられぬまま予選リーグを終えてしまいました。そしてふたを開けてみるとなんと8チームによる決勝トーナメントへ2位通過!HECが我々との試合以外に全て勝ってぶっちぎりで1位通過。他2校は0勝1敗2分けという成績で、結局3分けの我々がギリギリ2位だったみたいです。というわけで翌日土曜日は準々決勝でManchesterと戦うことになりました。Manchesterはやはり粒ぞろいで非常に強いチームでした。この試合もまた右ウィングで出ましたが、自分のマークの相手である左ウィングが非常にすばしっこく、また技術も高いため、結局自分は常に彼をマークしてディフェンダーのような役に徹することとなりました(苦しかった!)。



厳しい展開が予想されていましたが実際にその通りとなり、終始押され気味でした。2,3度点を入れられててもおかしくない決定的なシーンがありましたが味方の必死のディフェンスと運に助けられ、失点はなんとか免れることが出来ました。結局試合は0-0で終了しPK戦に突入。こうなるともう何が起きてもおかしくない状況でしたが、全ゴールを決めた相手の前に力尽き敗退。MBAT2007のケンブリッジサッカーチームの成績はベスト8ということになりました。ちゃんとしたユニフォームを着て真剣勝負をするのはおそらくこれが最後。非常に良い思い出が出来ました。



最後に全員で記念撮影。ちなみに写真は、トップの集合写真が初日IMDとの試合後に撮ったもの、試合中の3枚はManchesterとの試合のもの、一番下の集合写真はManchesterとの試合後に撮ったものです(妻撮影)。

追記:MBATの総合ランキングは、ケンブリッジは15校中11位だったみたいです。まぁ少人数のクラスであることを考えたら良くやった方でしょうか。種目別ではバレーボールが2位と健闘したみたいです。
http://www.mbat.org/finalscore.htm
posted by kensuke at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | MBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。